アルファ米を家族分そろえるとき、「白飯と味付きを何個ずつ買えばよい?」「何種類あれば飽きにくい?」と迷うことがあります。
アルファ米には白飯、わかめごはん、五目ごはん、ドライカレー、チキンライスなど、多くの種類があります。
しかし、すべての味を1袋ずつ購入することが、必ずしも最適とは限りません。
先に結論をまとめると、次の配分から始めるのがおすすめです。
- 最低でも白飯・和風・洋風の3系統を用意する
- 全体の3割程度を白飯にする
- 全体の4割程度を和風の味付きご飯にする
- 全体の3割程度を洋風・カレー系にする
- 家族が食べられる味を3~5種類選び、好みの味を複数備える
例えば1人7日分としてアルファ米を14袋用意するなら、白飯4袋、和風6袋、洋風・カレー系4袋が一つの目安です。
配分は公的な基準ではありません
アルファ米に「何種類必要」「白飯を何割備える」といった公的な基準はありません。この記事の個数は、味の偏りを抑えるための運用例です。家族の好み、アレルギー、備蓄しているおかずに合わせて調整してください。
アルファ米の味は何種類必要?
アルファ米は、最低でも次の3系統を用意すると味を変えやすくなります。
- 白飯
- 和風の味付きご飯
- 洋風・カレー系の味付きご飯
食数が多くなる場合は、3系統の中で味を増やします。
| アルファ米の食数 | 味の種類の目安 | 組み合わせ例 |
|---|---|---|
| 3~6袋 | 2~3種類 | 白飯・和風・カレー系 |
| 7~14袋 | 3~5種類 | 白飯・わかめ・五目・カレーなど |
| 15~30袋 | 4~6種類 | 白飯に和風・洋風を複数追加 |
| 31袋以上 | 5種類以上 | 家族が食べられる味を中心に分散 |
種類を増やしすぎると、家族が好まない商品まで購入してしまう可能性があります。
最初はアソートセットなどで複数の味を試し、食べやすかった3~5種類を中心に追加する方法が現実的です。
白飯と味付きは何個ずつ備える?
迷った場合は、次の割合から考えてみましょう。
| 味の系統 | 配分の目安 | 主な役割 |
|---|---|---|
| 白飯 | 約30% | カレー・缶詰・ふりかけと組み合わせる |
| 和風の味付きご飯 | 約40% | 単独でも食べやすく、味の種類が多い |
| 洋風・カレー系 | 約30% | 和風味が続いたときの変化になる |
この配分は、非常食用のおかずをどのくらい備えているかによって変えます。
おかずを多く備えているなら白飯を増やす
レトルトカレー、肉や魚の缶詰、ふりかけ、スープなどを多く備えている家庭では、白飯を増やしてもよいでしょう。
白飯は次のような食品と組み合わせられます。
- レトルトカレー
- サバ缶・焼き鳥缶・ツナ缶
- レトルトのおかず
- ふりかけ
- のり
- 梅干し
- フリーズドライの汁物
おかずが充実している場合は、白飯を全体の40~50%に増やす方法もあります。
おかずが少ないなら味付きを増やす
非常食用のおかずが少ない家庭では、単独でも食べやすい味付きご飯を増やします。
わかめごはん、五目ごはん、ドライカレーなどは、ご飯自体に味が付いているため、白飯よりも別のおかずを必要としにくいのが利点です。
おかずが少ない場合は、味付きを全体の70~80%にする方法があります。
備蓄の考え方
白飯と味付きの割合だけで考えず、「白飯に合わせるおかずが何食あるか」を確認してください。白飯が10袋あっても、合わせる食品がなければ食べにくくなる可能性があります。
1人3日分・6袋の配分例
ご飯を1日2回食べる場合、1人3日分は6袋です。
6袋なら、次のように3系統を2袋ずつ用意できます。
| 種類 | 個数 | 商品の例 |
|---|---|---|
| 白飯 | 2袋 | 白飯 |
| 和風 | 2袋 | わかめ・五目など |
| 洋風・カレー系 | 2袋 | ドライカレー・チキンライスなど |
具体例は次のとおりです。
- 白飯:2袋
- わかめごはん:1袋
- 五目ごはん:1袋
- ドライカレー:1袋
- チキンライス:1袋
白飯用にレトルトカレーと魚の缶詰を1つずつ用意すると、6食すべてに変化を付けられます。
1人7日分・14袋の配分例
ご飯を1日2回食べる場合、1人7日分は14袋です。
| 種類 | 個数 | 割合 |
|---|---|---|
| 白飯 | 4袋 | 約29% |
| 和風の味付きご飯 | 6袋 | 約43% |
| 洋風・カレー系 | 4袋 | 約29% |
具体的には、次のような組み合わせが考えられます。
- 白飯:4袋
- わかめごはん:2袋
- 五目ごはん:2袋
- きのこごはん:1袋
- 山菜おこわ:1袋
- ドライカレー:2袋
- チキンライス:1袋
- えびピラフ:1袋
すべて違う味にする必要はありません。家族が食べやすい味を2袋ずつ備え、苦手な味を避ける方が、実際の災害時には役立ちます。
4人家族3日分・24袋の配分例
4人家族が1人1日2袋ずつ食べる場合、3日分は24袋です。
| 種類 | 個数 | 用途 |
|---|---|---|
| 白飯 | 8袋 | カレーや缶詰と組み合わせる |
| 和風の味付きご飯 | 10袋 | わかめ・五目・きのこなど |
| 洋風・カレー系 | 6袋 | ドライカレー・チキンライスなど |
和風10袋の内訳は、例えば次のように分けられます。
- わかめごはん:4袋
- 五目ごはん:2袋
- きのこごはん:2袋
- 山菜おこわ:2袋
洋風・カレー系6袋なら、次のような組み合わせがあります。
- ドライカレー:2袋
- チキンライス:2袋
- えびピラフ:2袋
家族の中に魚介類や乳成分などのアレルギーがある場合は、この配分をそのまま使わず、原材料表示を確認して商品を入れ替えてください。
白飯を備えるメリット・デメリット
白飯のメリット
- おかずと組み合わせやすい
- ふりかけなどで味を変えられる
- 食物アレルギーへ対応しやすい商品がある
- 辛い味が苦手な人も選びやすい
- 味の好みが違う家族で共有しやすい
白飯のデメリット
- そのままでは味が単調になりやすい
- おかずや調味料が別に必要
- 冷たい水で戻した場合は食べにくく感じる可能性がある
- 白飯用のおかずを忘れると献立を組みにくい
白飯を購入した数と同じ程度のおかずを必ず用意する必要はありませんが、少なくとも何と組み合わせるかは決めておきましょう。
味付きアルファ米を備えるメリット・デメリット
味付きのメリット
- 単独でも食べやすい
- 別のおかずが少なくても食事にしやすい
- 和風・洋風・カレー系から選べる
- 白飯が続いたときの変化になる
味付きのデメリット
- 家族の好みに合わない可能性がある
- 同じ味が続くと飽きやすい
- 商品によってアレルギー物質が異なる
- 白飯より組み合わせるおかずを選ぶ場合がある
- 商品によって食塩相当量が異なる
「人気がある味」だけで選ばず、家族が実際に食べられるかを確認することが重要です。
和風・洋風・カレー系を組み合わせる
味付きアルファ米は、1つの系統に偏らないようにします。
和風
- わかめごはん
- 五目ごはん
- きのこごはん
- たけのこごはん
- 山菜おこわ
- 赤飯
洋風・カレー系
- ドライカレー
- チキンライス
- えびピラフ
例えば、和風だけを10袋用意するより、和風6袋、洋風・カレー系4袋に分けると味の変化を付けやすくなります。
ただし、洋風商品には小麦、乳成分、えび、かになどを含むものがあります。食物アレルギーがある場合は、味の系統よりアレルギー対応を優先してください。
尾西食品の現行12種類のカロリー、水量、アレルギーは、次の記事で比較しています。
尾西のアルファ米12種類の違いは?味・カロリー・アレルギーを比較
子どもがいる家庭の味の選び方
子ども用のアルファ米は、大人と同じ割合でそろえる必要はありません。
次の点を確認して選びましょう。
- 辛味が強くないか
- 普段食べている味に近いか
- 具材の食感を嫌がらないか
- 食物アレルギーに対応しているか
- 1袋を食べ切れるか
初めて見る商品や食べ慣れていない具材は、災害時に受け入れられない可能性があります。
白飯、わかめごはんなど比較的シンプルな種類を中心にし、事前に一度食べて確認するのがおすすめです。
高齢者がいる家庭の味の選び方
高齢者がいる家庭では、味の種類だけでなく、硬さ、食べ切れる量、塩分も確認します。
- 食べ慣れた和風味を用意する
- 塩分を制限している場合は栄養成分を確認する
- おかゆタイプも加える
- 水量と待ち時間を守って十分に戻す
- 服薬に必要な水を別に確保する
アルファ米1袋は出来上がり量が約260gになる商品もあります。食事量が少ない人には多い場合があるため、事前に確認しましょう。
食物アレルギーがある家庭の選び方
食物アレルギーがある場合は、種類の多さより安全に食べられる商品を優先します。
同じ「五目ごはん」でも、通常の五目ごはんとアレルギー対応五目ごはんは別商品です。
購入時と保管時には、次の点を確認してください。
- 商品名に「アレルギー対応」と書かれているか
- 届いた商品の原材料表示
- アレルギー物質の表示
- 同じ製造室・包装室に関する注意書き
- 商品リニューアルの有無
家族ごとに食品を分ける場合は、アレルギー対応商品を別のケースへ入れ、名前を大きく表示しておくと誤配を防ぎやすくなります。
最初から大量購入せず少量を試す
口コミで人気の味でも、自分や家族に合うとは限りません。
最初は3~5種類を1袋ずつ購入し、次の点を確認します。
- 味付けを受け入れられるか
- 1袋を食べ切れるか
- 水でも食べられるか
- お湯で作る必要があるか
- 子どもや高齢者も食べられるか
- 具材や食感が気にならないか
試食後は、家族が食べやすかった味を複数追加します。
「全種類を1袋ずつ備える」より、「確実に食べられる4種類を複数備える」方が実用的な家庭もあります。
アルファ米の味に関するよくある質問
アルファ米は最低何種類必要ですか?
公的な最低基準はありません。
迷った場合は、白飯、和風、洋風・カレー系の3系統を用意すると味を変えやすくなります。
白飯と味付きは半分ずつでよいですか?
半分ずつでも問題ありませんが、備蓄しているおかずに合わせて調整してください。
おかずが多い家庭は白飯を増やし、おかずが少ない家庭は味付きを増やす方法が適しています。
1人7日分なら何種類必要ですか?
アルファ米を14袋備える場合は、3~5種類程度が一つの目安です。
白飯4袋、和風6袋、洋風・カレー系4袋のように分けられます。
同じ味を複数買ってもよいですか?
家族が食べられると確認できた味なら、複数購入して問題ありません。
全種類をそろえることより、災害時に無理なく食べられることの方が重要です。
白飯だけを備えてもよいですか?
白飯だけでも主食になりますが、レトルトカレー、缶詰、ふりかけなどの味を付けられる食品が必要です。
味の変化を付けるため、少量の味付きアルファ米も組み合わせることをおすすめします。
味付きアルファ米だけでもよいですか?
味付きだけでも備蓄できますが、同じ味が続いたり、体調によって濃い味を食べにくく感じたりする可能性があります。
味の調整がしやすい白飯も少し加えておくと使い分けられます。
人気の味を大量に買ってもよいですか?
口コミだけで大量購入するのは避け、家族で一度食べてから追加しましょう。
味だけでなく、アレルギー、出来上がり量、必要水量、食塩相当量も確認してください。
まとめ
アルファ米に必要な味の種類について、公的に決められた数はありません。
迷った場合は、白飯・和風・洋風またはカレー系の3系統から始めると、味を変えやすくなります。
- 3~6袋なら2~3種類
- 7~14袋なら3~5種類
- 15~30袋なら4~6種類
- 白飯は全体の約30%が一つの目安
- 和風は約40%、洋風・カレー系は約30%が配分例
- おかずが多い家庭は白飯を増やす
- おかずが少ない家庭は味付きを増やす
- アレルギーがある家庭は安全に食べられる商品を優先する
- 最初に少量を試し、好みの味を複数追加する
全種類を1袋ずつ備えることより、家族全員が食べられる味を複数用意することが重要です。
非常食のご飯全体の必要数を計算してから、その個数を白飯、和風、洋風・カレー系へ振り分けましょう。


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